中古住宅の場合、前に住んでいた方が作った庭もセットでついてきます。
もし、その庭を気に入ったのなら良いですが、そうじゃない場合、庭も自分好みにしたい!と思いますよね?
理想は、中古住宅のリフォームと一緒に庭もセットでリフォームすることですが、
せっかく中古住宅で費用を抑えたのに、庭に思った以上のコストがかかってしまう可能性は否定できません。
しかも、空き家状態が長く続いた中古住宅の場合は、庭木も育ちすぎてしまい、格好も悪いので、
「伐採したい!」「できれば、低コストで!」と思う方は少なくないはずです。
そこで、ここでは、育ちすぎた中古住宅の庭木を自分で伐採する時のやり方と注意点についてお話しします。
中古住宅の庭木を自分で伐採する時の準備は?
育ちすぎた庭木を自分で伐採する時に準備しておくことは、
- 道具の準備
- 伐採作業の準備
- 後始末の準備
の3つになります。
それぞれ、詳しくみていきます。
道具の準備
庭木を伐採するための道具、
- ノコギリ
- 剪定ばさみ
- 軍手
- ヘルメット
- 脚立など、
必要に応じて準備します。
脚立は、ホームセンターに売っているアルミ製が、軽くて良いのですが、
庭に凹凸がある場合には、パイプ脚立+フリーストッパーを準備した方が良いかもしれません。
伐採作業の準備
伐採作業の準備として行うのは、
- 切った枝がどの方向に落ちるのか?(落とすのか?)
- 木がどちらに倒れるか?(倒すか?)
について確認し、その方向の安全を確保します。
特に
- 通行する人や車がないか?
- 隣家へ迷惑がかからないか?など
については、入念にチェックしておきます。
後始末の準備
切った枝や幹などは、後始末が必要ですから、お住まいの地域での処理方法を前もって確認しておきましょう。
小さな木なら良いですが、庭木の枝や幹は思った以上にかさばりますし、小さくカットするのも、かなりの労力が必要になります。
できれば、
- 持ち込みできる処理施設はどこか?
- 軽トラックなど借りられないか?
確認しておかれると良いでしょう。
自分で伐採する時のやり方と注意点
準備が整いましたら、庭木の伐採を始めましょう。
その前に!
木を切ると何か?起きるのではないか?と気になる方は、お清めをやっておくと良いでしょう。
伐採前のお清めのやり方
住宅のリフォーム時にも行う簡易なやり方は、木の四方に「塩」と「清酒」を撒き、手を合わせ「これまでありがとうございました」と感謝の意を心の中で伝えます。
それが済みましたら、安全に気を付けて、伐採作業に入ります。
木を切る順番
木を切る順番は、
- 枝を落としてから
- 幹を切る
ようにします。
木を切る時のイメージは、森林伐採の「バリバリバリッ」と大きな木が倒れていくものだと思いますが、
一般家庭の庭木では、同じ切り方はできません。
まずは、枝を落としてから、幹を切るのが、一番、安全な方法です。
小さく見えても、枝は意外に重いので、注意して行いましょう。
また、脚立に立って作業をする時には、
- 脚立をきちんと安定させること
- 脚立の一番上には乗らないこと(必ず、またぐようにする)
- 安定した姿勢で作業すること
をしっかりと守りましょう。
切り株は後回しにする
育ちすぎた庭木を伐採する時には、切り株まで取ってしまいたい!のは山々ですが、
とりあえず、自分で伐採する時には、グッと我慢しましょう。
どうしても切り株まで取りたい場合には、
- プロに依頼する(おそらく重機が必要になるため)
- 伐採した木が枯れるのを待つ
のどちらかしかありません。
- プロに依頼すれば、重機を使うので、コストがかかります。
- 伐採した木が枯れてしまえば、切り株もボロボロになるので、割合と簡単に撤去できますが、
時間がかかります。(また、木の種類によっては、枯れない場合もあります)
育ちすぎた中古住宅の庭木を自分で伐採する方法のまとめ
育ちすぎた中古住宅の庭木は、できるだけ早めに対処するのがおすすめです。
- 道具
- 伐採
- 後始末
の準備が整いましたら、安全面に気を付けて伐採を行いましょう。
ただし、どんな作業においても、無理は禁物です。
途中で、「ダメだ」「ムリかもしれない」と感じたら、プロに相談されることをお勧めします。
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