古い家のアルミ玄関ドアって、とてもお洒落とは言えませんよね?
玄関は、家の顔なのに、なんだか気分も上がらない・・・って悶々としていませんか?
そこで、玄関ドアをDIYでリメイクしたい方に、どんなリメイク方法があるのか?と、それぞれの注意点について、お話したいと思います。
玄関ドアのリメイク方法
玄関ドアのリメイク方法は3つです。
- リメイクシートを使う
- ペイントする
- 板を貼る
それぞれについて、詳しく注意点などをお話しします。
100均のリメイクシートを使う方法
値段も安く、誰でも簡単にやれそうなのが、アルミ玄関ドアの上から、リメイクシートを貼ってしまう方法です。
なにしろ、リメイクシートには、糊もついているので、ぺりぺりめくって貼るだけです。
アルミの玄関ドアに合わせて、上手にカットさえできれば、お好みの感じに玄関ドアをリメイクできます。
ただし、リメイクシートは、あくまでも屋内用です。
玄関ドアは、四六時中、雨風にさらされているわけではありませんが、それでも、風の強い時や、吹き降りの時は必ずありますし、温度変化も厳しいので、せっかく貼ってもすぐにはがれてくると思います。
アルミの玄関ドアにペイントする方法
リメイクシートよりも、大丈夫そうなのが、アルミの玄関ドアを塗装する方法です。
この方法も、作業はそれほど難しくありません。
大変なのは、綺麗に養生(マスキングテープや、ビニールシートなどで塗りたくない部分を覆う作業です)することぐらいでしょうか。
養生が済んでしまえば、あとは、好きな色に塗ることができます。
ただ・・・。
塗装は「はげる」ことを念頭においておきましょう。
実は、プロの塗装職人たち。
「外壁塗装のついでに玄関ドアを塗って欲しい。」と、しょっちゅう、お客様から、頼まれています。
もちろん、特殊な技術と塗料があれば、できないことはないそうですが、
普通の塗装職人は、「アルミは、すぐ、はげちゃうから、塗れないよ」と答えています。
つまり、塗装をプロとして請け負っている職人でも「はげる」のだから、素人の私達がdiyでやろうものなら、間違いなく、「はげまくり」ということです。
ただ、そのことをちゃんと理解した上で塗装するのはOKです。
塗装が剥げてみすぼらしくなる前に、こまめに塗り替えるようにすれば、解決します。
アルミ玄関ドアに板張りする方法
アルミ玄関ドアの種類にもよりますが、下記のように板張りする方法もあります。
板を張ったのは、外側だけで、中は、昔のままのアルミドアです。
さらに、ガラスのところに、おまけをつけたら、かわいくなりました。
昭和の板ガラスの模様が星に見えたので、お月様も加えてみました。
ちなみに、板張りは、ドアをはずさない状態で「ねじ留め」しています。
(ネジを使えば、めくれる心配はありません)
なお、作業する時の注意点としては、アルミドア内の下地は、ドアの外周、ガラス周り、ドアノブのところぐらいしか入っていませんので、板は縦張りにするのがおススメです。
この方法の唯一の欠点は、ドアが板の分だけ重くなるという点です。
玄関ドアだけ変えられないの?
上記の方法は、どれも面倒で大変そうなので、
「いっそのこと、玄関ドアだけ変えられないの?」
「ネットで、お洒落な外国のドアを見つけたんだよね・・・」
と思ってしまった方のために、玄関ドアの構造についても、少しお話ししておきます。
アルミ玄関ドアの構造について
アルミ玄関ドアに限らず、アルミサッシは、枠と建具(ドアや扉)で1セットになっており、切っても切れない間柄です。
つまり、
- 玄関ドアだけ変える。
- サッシの扉だけ変える。
というのは、基本的には、できません。
実は、玄関ドアの枠というのは、外壁の中に差し込んであるため、これを、取り出そうとすると、玄関枠よりも一回り大きく外壁等をカットしなくてはなりません。
そうなると、新しい玄関ドアをはめた後、カットした部分の外壁工事や塗装工事も必要になってきて、昔は、結構、大変な工事でした。
下の写真は、カットする代わりにカバー工法で玄関サッシセットを交換したものです。
少しわかりにくいですが、ここから玄関の構造をご理解いただければと思います。
古いアルミの玄関ドアのDIYリメイク方法と注意点のまとめ
古いアルミ玄関ドアのDIYリメイクの方法には、貼る、塗る、の2つがあります。
この中で、後々手間がいらないのは、貼る方法です。
ただし、貼る素材と貼る方法については十二分に考慮しておきましょう。
また、一番、簡単なのは塗る方法です。
ただし、一度塗って終わりではなく、その後も、こまめに塗り直すことを念頭に置いておきましょう。
なお、おまけの知識として、玄関ドアの構造を知り、ドアだけの交換は難しいことにもご注意くださいね。
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