食器洗い乾燥機は故障しても交換できるが、便利な機械はめんどくさいことも

食器洗い乾燥機の現実

食器洗い乾燥機の耐用年数は、ビルトインは約10年、卓上型は5~7年と言われていますが、
必ず、その年数持つ!というわけではありません。
たとえば、食器洗い乾燥機から異音がしたり、頻繁にエラーが出るような場合は、そろそろ寿命だというサインでもありますから、交換を考える時期に来ています。

とは言え、食器洗い乾燥機の故障は、ある意味チャンスとも言えます。
なぜなら、食器洗い乾燥機には、メリットもデメリットもあるので、
この機会にこそ、食器洗い乾燥機は本当に必要か?を考えるきっかけにもなるからです。

そこで、ここでは、

  • 食器洗い乾燥機は本当に節約になるのか?電気代や水道代は?
  • 食器洗い乾燥機を長持ちさせるための掃除などお手入れの仕方は?
  • その他、気をつけるべきことはある?

という3点について、体験談も交えながら、解説していきます。

目次

食器洗い乾燥機の最大のメリットとは?

食器洗い乾燥機の最大のメリットは、便利というだけでなく、洗浄力が非常に優れているという点です。

それは、

  • 高温のお湯(約50℃~70℃)で洗う
  • 高圧の水流で洗う
  • 強力な洗剤を使う

からこそ、できることであって、手洗いでは到底、真似することはできません。

食器洗い乾燥機を使えば、カップに茶渋がつくこともなく、非常に綺麗なままです。

また、乾燥に関しても、高温のお湯で洗うことで「食器に熱」が残るので、早く乾燥させることができます。

逆に、食器を洗わず、乾燥だけを使うと、乾燥しにくいことがあります。

食器洗い乾燥機のランニングコストを深掘り比較

では、食器洗い乾燥機のランニングコストは手洗いと比べて、どうなのでしょうか?

  • 電気代
  • 水道代

それぞれ比較してみることにしましょう。

電気代の比較

食器洗い乾燥機を使いだしたら、電気代が高くなった・・・と言われる方も少なくありません。
その原因は、

  1. 食器洗いのためのお湯を作るために電気を使う。
  2. 食器乾燥のために、電気を使う。

からです。

ちなみに、食器洗い乾燥機を1回使うごとに、電気代は約31.7円かかります。

食器洗い乾燥機を設置する際、給水管につなぐのではなく、給湯管につなぐと電気代を少し節約することができます。

一方、手洗い+布巾(もしくは、自然乾燥)の場合には、電気代は0円ですから、食器洗い乾燥機には30倍のコストがかかっていることになります。

水道代の比較

では、水道代の方はどうでしょうか?

一般的には、手洗いと比べ、食器洗い乾燥機の水道代は、約6分の1だと言われています。
ところが、ここで比較されているのは、「水を出しっぱなしにして食器を洗う場合」なのです。
そこで、水を出しっぱなしにせず、溜め洗いに変えれば、これも水道代は約6分の1になります。

つまり、溜め洗いで食器を洗えば、食器洗い乾燥機と同じぐらいの水道代にはなる!のですね。

食器洗い乾燥機の予洗いについて

汚れた食器をそのまま、食器洗い乾燥機に入れてしまうと、食器の汚れが落ちにくい、庫内が汚れやすくなる、などの理由から、予洗いをして入れた方が良いと言えます。
そのため、予洗いをする場合は、その分の水道代が別途かかります。

食器洗い乾燥機のお手入れは?

食器洗い乾燥機を長持ちさせるためにも、掃除などのお手入れは必須です。
一般的には、

  • 残菜フィルターの掃除・・・使用後、必ず行う
  • 庫内やノズルの掃除・・・1カ月ごとに行う
  • 庫内クリーナーを使用する・・・数か月ごとに行う

ようにします。

また、食器洗い乾燥機を、洗わずに、乾燥だけ使うことは可能ですが、
排水トラップ内の水が蒸発してしまうため、臭いの元になります。
これを防ぐためには、月に1~2回、少量モードや試運転など(水が使うことが大事)を行いましょう。

なお、機械はいつかは壊れるものです。
万が一、異音がする、異臭がするなど、いつもとは異なる症状に気づかれた場合には、すぐに食器洗い乾燥機メーカーの窓口へ相談しましょう。

その他、気を付けるべき点(個人的な感想)

食器洗い乾燥機は、食器を洗い、乾燥まではしてくれますが、片付けまではしてくれません。
現実的に食器洗い乾燥機を使う時は、できるだけ、めいっぱい食器を入れたいのが人情なので、
必然的に、一度に片付けなければならない食器の量は多くなります。

また、大きな鍋やフライパン、炊飯釜などは入りきらないことも多いですし、
食器洗い乾燥機に入れられない繊細な食器などもあります。
そのため、手洗いも、ある程度、併用する必要があります。

ただし、仕事や子育て等で忙しい女性の負担を減らすために、
食器洗いを担当している男性も少なくないようですし、
「食器洗い乾燥機」を利用し、健康のために早めに就寝してもらうことも大切だと思います。

食器洗い乾燥機の交換事例

昔のトップオープン型の食器洗い乾燥機(今は製造していない)
リフォーム用の食器洗い乾燥機。スライドタイプを設置
食器洗い乾燥機の便利さを満喫したお宅
キッチンを変える時も食器洗い乾燥機は必須!という判断でした

食器洗い乾燥機を交換するか?どうか?のまとめ

食器洗い乾燥機が故障すると、ずっと使い続けていた方にとっては、その便利さがゼロになるわけですから、
かなり、つらく厳しい日々が始まります。

ただし、今までの習慣は、あくまでも「食器洗い乾燥機がある」という前提から生まれたものなので、
「食器洗い乾燥機はない」という前提に変えて、今までの習慣を少し変えていけば、不思議と快適な生活も送れます。

そのため、食器洗い乾燥機を新しく買い替えるのか?それとも、食器洗い乾燥機から卒業するのか?については、
それぞれのメリット・デメリットと、ご自身のライフスタイルとをすり合わせ、じっくり考えてみられると良いでしょう。

参考までに、我が家の例もお見せします。
我が家は食器洗い乾燥機を3台使いましたが、今は、卒業しました。
トップオープン型は、今はもう製造されていませんし、自宅は工事が面倒で止めました。(笑)
ライフスタイルも変化したので、食器洗い乾燥機なしでも今は満足です。

機械が壊れ、しばらく使っていなかったため、フタまで汚れました
さらに、ふたを外してみたら、手が届かない所に汚れが溜まっていました
食器洗い乾燥機は撤去し、
トップオープン型の穴埋めフタを使わず、木で作ってもらいました。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次