壁紙シールをDIYでうまく貼る方法と注意点は?

DIYで壁紙シールをうまく貼る方法

古い家の壁紙が汚い!嫌い!かわいくない!と思ったら、壁紙を貼り替えてみましょう。
たったそれだけで、その部屋が大好きになって、かわいい小物やお洒落なインテリアで飾りたくなるから不思議です。
ただ、壁紙の貼り替えは、プロに頼めば、6畳で5万とか6万はかかります。

そこで、「あまり自信はないけれど、diyでなんとかやれないかな?」と思っている方のために、プロが初心者に伝授した壁紙シールの貼り方についてお話しします。

壁紙シールは、裏の紙をはがせばシールになっていますから、ただ貼ればいい!だけなのですが、現実には、

  • 壁紙はどういうタイプを選べばうまく貼れるのか?
  • 壁紙シールはどれぐらいの量、注文すべきなのか?
  • 満足いく仕上がりにするためには、何に注意すれば良いのか?など

知っていると知らないでは、大きな差が生まれますので、ぜひ、お読みくださいね。

目次

壁紙シールを貼る前の準備

壁紙シールを貼る時に、クロスの上から貼るという方法もありますが、賃貸でない限りは、今貼ってあるクロスをはがした方が、仕上がりは綺麗になります。

はがすのは、既存の壁紙(クロス)の表面だけです。(写真参照)
端のところに少しカッターを入れ、できるだけ大きな面積でめくるようにしましょう。

クロスは以前飼っていた猫の爪とぎとなっておりボロボロでした。

窓下がクロスをはがした所。右側がクロスが残っている部分です。
クロスを剥がすポイントは、脚立を使って、上から下に向かってはがしていくこと・・・ぐらいです。

下からやると、力がうまく伝わらず、細切れになりやすいです。

なお、環境によっては、このクロスが小さくちぎれてしまって、はがすのに相当な手間がかかる場合もありますので、一応、壁紙シールを買う前に確認しておきましょう。

壁紙シールの選び方

既存の壁紙が、ちゃんと綺麗にはがれるな・・・と確信出来たら壁紙シールを選びます。
が、壁紙シールという名前は混乱される方もいらっしゃると思いますので、念のために壁紙の種類を書いておきます。

壁紙と名のつくものには、大きく3種類あります。

  1. プロが使う壁紙(糊がついていないもの。現場で糊をつけます)
  2. 糊付きの壁紙(ホームセンターなどに売っている糊付きの壁紙ですが、これを壁紙シールと勘違いされる方はゼロではありません。)
  3. 壁紙シール(シールなので、裏紙をはがすだけのもの)

この中で、今回お話ししているのは3番です。

もし、2番と3番の区別がつかない場合は、壁紙の幅に注目してみてください。

一般的な壁紙(クロス)のが92cmですから、糊付きの壁紙も同じ幅になります。
一方、壁紙シールの幅は、45cmか60cmです。

DIYでお勧めしたいのは、幅60cmの壁紙シールで、貼ってはがせるタイプのものです。
60cmならば、初心者でもなんとか一人で、貼れる幅ですし、貼ってはがせるタイプなら、作業する際、多少の貼り直しがききます。

なお、45cm幅の壁紙シールは幅が狭い分だけ、手数が増えて面倒になります。

実際に購入した60cm幅の壁紙シール

選びたい壁紙シールと注文する量について

いよいよ、壁紙シールを選んでいきますが、初心者の場合には、やはり、無地の壁紙がお勧めです。

理由は言うまでもありません。
柄がある壁紙を選べば、柄合わせをしなくてはいけませんし、たとえ柄合わせが不要のものであっても、上手に貼れていないと、貼り方の歪みがはっきりと見えてしまうからです。
その点、無地ならば、いい意味でのごまかしができます。

要するに、

  • 柄は可愛いが、仕上がりがいまいち。
  • 無地だけど、仕上がりは綺麗。

どっちを選びますか?ということですね。
経験から言うと、たとえ無地であってもカラー無地なら、結構、いい感じのお部屋になると思います。

それから、壁紙を注文する量については、下記を基本にして行いましょう。

  1. 壁紙を貼る始点を決める
  2. 60cm弱ずつの幅をメジャーで測りながら、枚数を確認
  3. コーナーで壁紙が切れないように、枚数を調節する※注
  4. 壁紙が不要な部分は取り除く(建具やサッシ部分)
  5. 最終的に、天井高(or建具上部の高さorサッシを引いた高さ)+5cm~10cm×枚数で必要量(メーター数)を決める

※注 部屋をぐるりと回って最後に始点に戻った時、60cm幅の壁紙シールがピッタリと始点で終わってしまうようであれば、もう1枚余分に見た方が無難です。

これを、机の上だけで、壁の面積=縦×横の寸法で計算してしまうと、失敗する可能性が高くなりますので、必ず、60cm幅のメジャーを持って、カニさんのように横移動しながら、枚数を数えましょう。

なお、サッシ廻りに枠がなく、壁紙(クロス)が巻き込んである場合には、その寸法もチェックしておきます。

壁紙シールの貼り方と綺麗に仕上げるポイント

壁紙シールを貼る時には、通常の壁紙(クロス)貼りと同じ方法で貼っていきます。
つまり、何メートルかの単位で巻いてある壁紙シールを、必要な長さに切り分けて使うようにします。

切り分ける際は、取り扱いがラクになるよう、カットした壁紙シールは、必ず、下記の図のように折っておきます。

畳んだ跡がつかないよう、ふんわりジグザグに折り曲げておきます。

こうすることで、作業もしやすくなりますし、壁紙シールは一般的に壁紙(クロス)より薄いので、変な折り皺がつくと、貼りあがりが悪くなります。

以上の準備ができたら、いよいよ壁紙シールを貼っていきます。

上部は廻り子(天井の見切り材)に最初からピッタリ合わせるのではなく、上に少しはみ出すようにして水平を意識しながら貼ります。
また、サイドも、隣の壁紙シールに少し重ねるようにして貼りましょう。

この状態で貼れたら、廻り子に定規を当てて、真っすぐカッターで壁紙シールを切ります。
サイドは、重ねた部分に定規を当て、こちらも真っすぐにカッターで壁紙シールを切ります。

こうすることで、仕上がりが綺麗になります。

60cm幅がおすすめなのは、合わせる時もラクだからです。

上記の要領で貼り進めたら、いよいよ角(コーナー)です。
コーナー部分では、壁紙シールを切らないようにするのがポイントです。
曲がる幅は少しでもいいので、一枚の壁紙シールでコーナーを曲がるようにしましょう。(下の写真参照)

※部屋の状況にもよりますが、そのあたりを計算しながら進めると良いです。

角(コーナー)は、このように貼ります。

次にサッシ廻りです。

この部屋の場合は、下だけ木枠があり、上と横はクロスで巻き込んでありました。
そのため、壁紙シールも同じように巻き込まないといけません。

サッシの四方廻りに木枠が取り付けてある場合には、巻き込む必要がありませんので、今まで通り枠端に定規を当てて切ればOKです。

この場合も、壁紙シールを巻き込む角は切らないようにし、折り曲げて処理します。
一枚の壁紙シールで上の巻き込みと横の巻き込みはできませんので、どちらか一方を巻き込むようにします。

窓の大きさと、右側から貼って来た壁の残り具合から、ここでは、1枚の壁紙シールで横だけを巻き込むことに決めました。

図で説明しますね。

黄色いのが右から貼って来た壁紙シールです。

  1. で、壁紙シールをサッシの高さに合わせカットします。
  2. ピンクの部分をサッシ側に巻き込み、サッシに定規を当てカットします。
  3. 次にでサッシ上部の黄色い壁紙シールをカットし、の左側は捨てます。
  1. 次に新しい壁紙シール(オレンジ部分)は、サッシ上の高さ+巻き込み部分(オレンジ面)の幅にカットしておいて、右側の壁紙シールに少し重ねて貼ります。
  2. ジョイント部分を、サッシの右端ラインでカットすれば、サッシ上部の巻き込みも綺麗に収まります。

※サッシの右端ラインでカットせず、斜め上に切ってサッシの角からジョイントを逃がす方法もありますが、壁紙シールは通常の壁紙(クロス)よりも薄いので、この方法で大丈夫だと思います。

壁紙シールをDIYでうまく貼る方法と注意点のまとめ

初心者でもきれいに壁紙シールを貼るための準備と具体的な方法をご紹介しました。

満足度の高い綺麗な仕上がりを目指すなら、

  1. 壁紙シールを貼る準備をする
  2. 壁紙シールを上手に選ぶ
  3. プロの貼り方を真似る

とうまくいきやすいです。

というわけで、まったくの素人でも、こんな風に完成させることができました。
初心者でも十分に綺麗に貼れていると思います。パチパチ!

※光線の加減で違う色に見えますが、同じ黄色です。

カラー無地の壁紙シールを貼っただけで、部屋がとても明るく、かわいくなりました。
また、色は付いていても無地の良さは、家具等を置いても、いい感じにまとまることです。

ぜひ、チャレンジして自分らしい自分好みの部屋に仕上げてみてくださいね。

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